「イベント トラッキング」書式
まずは「イベント トラッキング」の書式です。aタグのonclickでpageTracker._trackEvent()を呼び出します。
ここで設定した「カテゴリ」「アクション」などのパラメータがログ計測時の分類に使用されます。
<a href="http://miyasaka.nomaki.jp" onclick="pageTracker._trackEvent('カテゴリ', 'アクション', 'ラベル', 'イベント値');">ここをクリック</a>
メソッド
pageTracker._trackEvent()で設定可能なパラメータは以下4つ、うち「カテゴリ」と「アクション」は必須です。
- カテゴリ:省略不可。イベントを計測する上でのグループ分類として使用する。
- アクション:省略不可。イベントのグループ内での第二階層の分類として使用する。
- ラベル:省略可能。「カテゴリ」、「アクション」という分類の中で、イベントの具体的な対象を設定する。
- イベント値:省略可能。数値を設定する。
.trackEvent()のパラメータ利用例
「カテゴリ」、「アクション」、「ラベル」のパラメータを設定により、どんな分析が可能かを例示してみます。
._trackEvent('link', 'external', 'site1')
._trackEvent('link', 'external', 'site2')
外部のサイト、site1とsite2へのリンクがクリックされた回数を集計。外部サイトへの送客数分析に利用できる。
._trackEvent('link', 'internal', 'gnavi_campaign')
._trackEvent('link', 'internal', 'banner_campaign')
内部リンクの計測例。同じページにサイト内のキャンペーンページへのリンクがグローバルナビとバナーの2種類があり、どちらがよりクリックされたのかを分析することが可能。
._trackEvent('download', 'software', 'fsga')
._trackEvent('download', 'software', 'fukiya')
._trackEvent('download', 'pdf', 'pdf1')
._trackEvent('download', 'document', 'FileScanGA0.1.1ReadMe.txt')
サイト内のソフトウェアやPDF、ドキュメントのダウンロードを計測。
「ラベル」に名前を付けることにより、どのソフト、どのPDFがダウンロードされたかがわかる。
では、次のページでは、このサイト「Google Analytics研究所」で実際に「イベント トラッキング」の設定をしてみましょう。