Google Analytics研究所
試験に出るGoogle Analytics

「イベント トラッキング」でクリック分析

6.「イベント トラッキング」の注意事項

トラッキングコードの位置

イベント トラッキングのJavaScript、pageTracker._trackEvent()実行のためは、先にga.jsが読み込まれている必要があります。
Google Analyticsのトラッキングコードは</body>の直前に入れるようヘルプで書かれていますが、イベントトラッキングを利用するためにはhtmlの前方、例えば<body>直後にトラッキングコードを入れておく必要があります。


日本語対応

キャンペーン機能やサイト内検索など、Google Analyticsでは新機能で日本語キーワードが文字化けして使えないことが多い。
しかし、今回のイベントnbsp;トラッキングの「ラベル」はどうやらちゃんと日本語が通るようだ。


直帰への影響

Google CodeのEvent Tracking Guideに直帰への影響について書かれている。

直帰とは単一ページ訪問のことであり、AnalyticsではGIF画像の読み込みでセッションを計測している。
イベント トラッキング機能も同様にGIF画像読み込みでセッションを計測しているため直帰率が変わる可能性がある。
たとえば、イベント トラッキングが設定されていないページ上のビデオを再生して直帰した場合、ページビューは増えずにGoogle Analyticsは直帰と判断する。
同じページにイベント トラッキングが設定されていた場合、ビデオ再生でもGIF画像が読み込まれるため、Google Analyticsはページビューは増えないが直帰ではないと判断する。
このような仕組みになっているため、ページ内に自動実行されるイベントにイベント トラッキングが設定されていた場合は、そのページは直帰率0%になります。

と、書かれているんだと思う、たぶん。英語苦手です。すいません。

イベントのセッション制限

同じくGoogle CodeのEvent Tracking Guideにイベントのセッション制限について書かれている。

GATC(Google Analyticsのトラッキングコード)では1訪問あたりページビュー、イベントの合計値が500以内まで計測可能です。
1秒毎にイベントを計測する、マウスの動きを細かくイベント計測するなど、あまり細かいことをしすぎると、最大値を超えてしまい計測できない場合があるので注意してください。

トラッキングコードのバージョン

イベント トラッキングを使うためには、新トラッキングコードga.jsを使う必要がある。
旧トラッキングコードurchin.jsが入っているサイトを、これを機に全ページ新トラッキングコードへ書き換え…
なんてことが簡単に出来ない場合は、新旧トラッキングコードの混在でも計測できるようだ。
イベント トラッキングを設定したいページのみ新トラッキングコードに書き換え、他のページは旧トラッキングコードのままで実験を行ってみた。
セッション切れなども怒らず、ページ遷移も正常に計測できるし、イベント トラッキングも計測できた。

コンバージョンに設定できない

Googlebsp;Analyticsのコンバージョンは.pageTracker._trackPageview()で計測されたページビューがあるページにしか設定できない。
つまり、イベントト ラッキングで計測されたイベントはコンバージョンに設定できない。
コンバージョンとして計測したほうが分析がしやすいイベントは、1.新機能「イベント トラッキング」とはに書いたような._trackPageview()を使って仮想ページを呼び出す方法をとったほうがいいであろう。

リンク

最後に

ということで、Google Analyticsの新機能、イベント トラッキングについて簡単に説明してみました。
また機会があれば追加コンテンツを増やして行きたいなあ、とゆるーく考えてます。

「試験に出るGoogle Analytics」というタイトルは、祝一平さんの著書から拝借いたしました。